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2004/12/27

紙飛行機

kamihikoki昨日私は、パートナーと二人で近くの公園に紙飛行機を飛ばしに行きました。
しかし公園に着くやいなや私はちょっとたじろいでしまいました。
なぜなら公園でフリマのようなものをやっており、人が大勢いたからです。
私はちょっと恥ずかしくなりました。
しかし、ここでたじろく私ではありません。
紙飛行機を飛ばすと決めた以上はなにがなんでも飛ばすのです。(決意固めです)

それに折角、パートナーとふたりで色違いのオソロの紙飛行機を作ったのですから。
しかしパートナーはそんなことは気にもせず、頭から音符がいっこ出ていました。

さあ、ぐじゃぐじゃ考えている場合ではありません。
早速、紙飛行機のテスト飛行です。
そして私は棒にゴムをくくりつけたカタパルトで一気に飛ばします。
パートナーも負けじと飛ばします。
しかし、結果は無残にも5メートル先で墜落・・

こんなもんです。
最初はなんでもうまくいきません。

そこで飛ばしてみては翼のヘリを曲げて微調整し、そんなことを何十回と繰り返しました。
人のいない方向に投げているのに、なぜか人ごみの方に旋回し、ありとあらゆる人に追突するという始末。
まったく言うことを聞いてくれない飛行機です。
一体つくったのは誰だ!と。

でも紙飛行機ですから当たっても痛くありません。
誰もが拾っては笑顔で「はい」っと渡してくれました。
みんなとてもいい人です。

そんな中、何度も木の枝に引っかかりました。
そこで私は何十年ぶりかに木登りをすることに。
不思議なことに普段なら恐い木登りですが、目的がハッキリしているからぜんぜん恐くありません。
私は木登りの天才ではないかと・・(すぐ調子にのります)
しかしパートナーはのんきに私が必死に木登りをする姿をカメラでカシャカシャと記念撮影しています。
やはり頭からいっこ音符が出ていました。

その後何度木に登ったでしょう?
ある時は、何度枝を揺すっても落ちてくれず、途方にくれて辺りに長い棒がないかと探しました。
すると目に飛び込んできたのが、よその家の裏に掛っている物干し竿でした。
こっそり拝借して元に戻しておけば大丈夫かな?なんて良からぬことを考えながら、尚も探していたらなんとも丁度いい棒が目に飛び込みました。
工事現場で使う、赤い三角帽子のようなパイロンのそれとそれをつなぐ黄色と黒のシマシマ棒です。
私はこの黄色と黒のシマシマ模様を見てなぜか勇気が沸き起こり24時間戦えそうな気分になっていました。
そして私は一気にそこへ走り、数本あるうちの1本だけ拝借し、枝に引っかかってる紙飛行機に伸ばしてみたら、なんとピッタリではないですか?!
紙飛行機はヒラリヒラリと落ちてきました。
さすがのパートナーも「あー、すごーい」と声を漏らしていました。(顔は普通のままですが)

そうです。何事も諦めなければ道は開けるということです。
それにしてもこの棒はこれ以上短くても長すぎても使いづらいというほど、まるで私のために用意してくれたかのような丁度いい長さでした。
そして用を果たした私は、元の場所に戻そうとしました・・
が、その時、
確かにさっきまでそこに何本かあったはずのシマシマ棒がないではないですか?
私はとっさに辺りを見渡しました。
すると、工事のオッサン、いえいえ、工事のおじ様がよそに移すためにその棒を運んでいるではないですか?
私はすぐに駆け寄って、「ごめんなさい、1本お借りしていました!」と申し訳なさそうに差し出しました。
しかし工事のおじ様はまったくそんなことを気にする様子もなく「あ・・」と言ったまま私の差し出した棒を受け取りそそくさと行ってしまいました。

しかし、なんということでしょう?!
この棒は、あの一瞬だけそこに置かれていたものだったのです。
ここで“明確な目標を持つと必要なものは全て揃う”ということを改めて実感です。
まあ、たかだか紙飛行機を飛ばすだけのことですが・・

そして、紙飛行機はどんどん空高く飛ぶようになりました。
すると更に高い枝にひっかかります。
最後に引っかかった枝は、「とても無理だ・・」と思いました。
しかし、私の辞書に「無理」という文字はありません。
高い枝に一気に飛び移り、おサルさんのようにどんどんよじ登ります。
しかしどういうわけか近づいたはずの飛行機を見失ってしまいました。
私は一瞬焦ると同時に、「はは~ん、私を試そうとしているな?」と心の中でつぶやきました。
そこへ、私のパートナーがてくてくこちらへやってきました。
「飛行機見失っちゃったよー」って私が言うと、
パートナーは「えーーーないよーーー」とのこと。
私は「確かにこの木の枝に引っかかったんだよ」と言うと、
しばらくしてから、「あーあったーー」とのこと。

なんだか私は必死なのに彼女はいつもながらのんびりです。
そんなことはよく、とにかくそうと解った私は自分でさえ落っこちそうなほど思いっきり枝を揺さぶりました。
すると紙飛行機は木の枝を離れ、ふらふらと落ちていき、下で待ち構えていたパートナーが上手に受け取りました。
私は「やったー!!」と、この小さな小さな成功物語に感激しましたが、パートナーは無言のまま頭から音符がいっこだけ出ていました。

さあ、テスト飛行の再開です。
紙飛行機はどんどん空高く飛び、そして長い時間飛ぶように。
パートナーも「よく飛ぶようになったよー」とニコニコ顔です。

夢中になっていたのでそれまでぜんぜん気づかなかったのですが、公園に遊びに来ていたお母さんと小さな男の子が私達のすぐそばで紙飛行機で遊んでいるではないですか?
きっと男の子がお母さんに「僕もあれやりたい」とせがんだのでしょう。
お母さんは坊やに紙飛行機を折って、与えたようです。
とても楽しそうでした。

その光景はつい先ほどまでの自分達を見ているようでした。

アキュア

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ごめんなさい・・今回はレポートでもなんでもありません。単なる日記です。
そう、この紙飛行機は私が小学生の頃、親戚のおじさんにお年玉としてもらった二宮康明先生の紙飛行機の本のソレとそっくりだったので懐かしさのあまり先日、日本橋で買ってきたものです。
あとで調べて解ったことですが、これはその二宮先生が設計した紙飛行機そのもので、なんと私は30年ぶりにこの紙飛行機に出会ってしまったのです。

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心をまんまるにすることを目指す、スフィアの雑記。 仕事とプライベートを両立するためのヒントになれば幸いです。 [続きを読む]

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